リバーテーブル工法の種類
リバーテーブルの作り方のご紹介です。
リバーテーブルの作り方は大きく分けて2つの作り方があります。
- excludeタイプ(開放式)木と木の間だけレジンを流す工法
- includeタイプ(封入式)木をレジンでくるむ工法
です。
それぞれメリットデメリットがあります。
メリットデメリット
excludeタイプのメリット
- 簡易的な型枠で作れる
- レジンの量が最小ですむ
- 大きさに制限が無い
excludeタイプのデメリット
- 全面に仕上げ処理が必要
- 木とレジンの仕上げ方法が違う
- 経年変化で反りが出る
includeタイプのメリット
- 木の皮や異物があっても固められる
- 仕上げを省略することもできる
- 経年変化を抑えられる
includeタイプのデメリット
- 型枠の製作に時間とコストがかかる
- レジンの量が多くなる
このように一長一短です。
経年変化で反るexcludeタイプと、反りにくいincludeタイプが判断のポイントです。
手軽に作るならexcludeタイプ(開放式)、製作後何年も使いたいならincludeタイプ(封入式)が良いでしょう。
作り方
excludeタイプの作り方
- 加工された木を配置
- 必要な箇所に目止め、せき止め
- レジンを流し込む
- 硬化後に脱型
- 全面仕上げ
includeタイプの作り方
- 型枠の製作、目止め
- 加工された木を配置
- レジンを流し込む
- 硬化後に脱型
- 部分仕上げ
作り方に関してはincludeタイプのほうが仕上げ工程を少なくすることも出来ます。
もちろん全面仕上げしても構いません。
includeタイプの型枠
使用するレジン
リバーテーブルに使うエポキシレジンは遅硬化のサラサラしたレジンがおすすめです。
その理由は。
- 一度に流せる量が多い
- 木に浸透するほどの低い粘度
遅硬化でないエポキシレジンでは、一度に流す量が多いと、熱暴走をおこし白濁やクラックが入ります。
また粘度が高いと木の繊維に染みこまず強度が弱くなります。
レジンを選ぶ際の目安は硬化時間7日程、粘度は2000mpas以下が良いでしょう。
まとめ
リバーテーブルやウッドレジンの作品の魅力は高く、製作方法も様々です。
製作する用途にあった工法や材料を選択するのが無駄の少ない賢い作り方です。
エポキシアート協会では、リバーテーブルのレッスンを行っています。
基本的な技術を習得されたい方はぜひ受講を検討してみてください。