波がうまく出来ない!
と言う声をたくさん聞くようになりました。
エポキシレジンアートがそれだけ注目されてきた証拠なのですが。。。
確かに波を作るのは初心者には難しいですね。
材料を買って試してみたけどうまく出来ないとレビューを書かれると、なんだか心苦しくなります。
そこで、なぜ波がうまく出来ないかをお教えします。
波がうまく出来ない3つの理由
- レジンがサラサラである。
一般的にはレジンは泡抜けが良い物が性能が良いとされ、メーカーではいかに短時間で泡抜けするかを競って開発していました。
ですので、市販のレジンはほとんどがサラサラの状態なのです。 - 着色剤が適していない。
着色剤とレジンの相性による物ですが、混ざりすぎず、ダマにならない着色剤がおすすめです。 - セルの出しかた。
着色剤を飛ばしセルを作る際に最も適しているのがヒートガンです。熱と風量が大事です。
また、風をあてる場所と角度によって、波の出かたもまったく変わってきます。
これらの問題により、経験と知識がないと波はうまく作れません。
厳しいようですが、初心者で波がうまく作れるはずが無いのです。
波をうまく作る近道
【4つの解決方法】
- 波作りに適したレジンを使う
- レジンと相性の良い着色剤を使う
- ヒートガンの使い方をマスターする
- 経験者に教わる
これがお金も時間も無駄にしないもっとも近道です。
さらに詳しく解説します。
波作りに適したレジンを使う。
レジンがサラサラだと波がうまくできないと申しました。
ではどの様な状態が良いのかと言うと、ほどほどの粘度がある状態です。
イメージとしては、ハチミツ程度のとろみです。
この粘度がないと、セルが表れてもすぐに流れて消えてしまします。
温度を目安にする方法もあります、レジンによって様々ですが、波専用レジンでは自己発熱で40℃程になった時が使い頃です。レジンと相性の良い着色剤を使う。
波専用レジンとシュプリームホワイトは最高の組み合わせですが、
着色剤によっては混ざりにくかったり、混ざったと思っても分離してしまったりと相性があります。
これを解決するには、試してみるしかないです。
経験的に、揮発性がある、ペースト状である、安価品ではない物が適してるのではないでしょうか。ヒートガンの使い方をマスターする。
風のあてかたによりセルの出かたが違います。
セルを出したい箇所のだいぶ手前から熱風をあてていきます。
熱によりレジンが緩みますので、その瞬間を狙い着色剤を沖まで飛ばします。
着色剤が薄くのばされるとセルが表れます。経験者に教わる。
お金も時間も無駄にしないもっとも近道です。
上記の文章を読んで即実践できるかたはまずいないと思います。
試行錯誤しながら独学も悪くないのですが、聞いたほうが早いです。
ハチミツ程度のとろみ、相性のよいレジンと着色剤、ヒートガンの使い方など、言葉では伝わりませんし、Youtubeの動画をちょっと見ただけではわかりません。先輩に聞くことをおすすめします。
ご予約はこちらから。エポキシアート協会予約サイト
ここからは余談です、お時間があればお読みください。
当エポキシアート協会を立ち上げたのは2019年とまだ日は浅いのですが、協会長のみどりかわけんじはエポキシレジンを30年以上使い続けている職人です。
2019年より少し前、instagramで海のアート見かけ、使われている材料がエポキシレジンだと知りました。
これは手軽にできそうだと思い、手持ちのエポキシレジンと着色剤で見よう見まねで作ってみましたが、そう簡単にはうまくいきませんでした。
そこから悪戦苦闘がはじまります。笑
セルが出るレジンや着色剤探し。
様々な組み合わせによるレジンと着色剤の相性チェック。
せっかく表れた波が崩れない様にする工夫、等など。
アセトン、ヘキサン、シンナー等の有機溶剤も試してみました。
数ヶ月後、なんとかかんとか、そのとき最善の組み合わせと作り方を見つけました。
ここまで掛かった時間とお金はもはや数えたくありません。笑
その経験とノウハウを元に、レッスンを開き講師を育成し、エポキシレジンアートの普及に務めました。
今ではさらに進化し、波専用レジンの開発をし、波活の多くの方に使っていただいております。
さらに今後も現状に満足すること無く、着色剤の開発や新しい技法の発見と、進化を続けていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ご予約はこちらから。エポキシアート協会予約サイト
参考記事